電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月30日041130_04 沖電気 半導体集積回路 ASIC/ロジック/ゲートアレイ 汎用

システムレベルSoC



 沖電気工業は29日、システムLSI開発における統合化プラットフォームである「μPLAT」においてコーウェア(東京都渋谷区、ジャン・グッドセル社長)のSystemCベースConvergenSCシステム・オンチップ(SoC)設計環境を採用した「システムレベルSoC検証手法」を開発し、システムLSIの開発期間を3分の1削減することに成功したと発表した。

商品サイクルの短期化から、商品ごとに必要となるシステムLSIも、より一層の短納期化が求められている。同社では高速・高集積化が進む最新のLSIでは従来のFPGAによるプロトタイプボード検証では、実用的なシステム検証期間が得られないとし、システム全体をシミュレートできる仕組みを盛り込んだ新たな設計手法の開発を進めてきた。

コーウェアのConvergenSCは、広範囲な解析機能、AMBAバスジェネレーターやARMモデルおよび高速・高精度で安価なソフトウェア環境を備えている。また、初期のソフトウエア開発およびハードウエア・ソフトウエア環境のための仮想プラットフォームを構築することが容易にできる。  同社では、システムLSIの動作検証には物理的な評価ボードを作成して、ユーザーへ提供してきた。

今回、ConvergenSCを採用することで、従来の物理的な評価ボードに対し、実行サイクル数誤差6%以内の高精度な仮想プラットフォームを作成し、動作シミュレーションを行うことに成功、評価ボード不要の設計手法を実現した。 これにより評価ボードの製作期間と費用が不要となったため、システム検証を従来より数カ月早い段階で行うことが可能になり、システムLSIの大幅な短縮を実現した。


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