電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月1日041201_03 日立金属 電子材料 電子材料

新金型材料



 日立金属は11月30日、金型寿命向上や金型の作りやすさを追求した新金型材料として、次世代冷間ダイス鋼「SLD―MAGIC」を開発したと発表した。独特の金属成分添加などにより、従来材を超える特性を実現したもので、自動車業界や金型業界のトータルコスト低減と納期短縮に貢献する。すでにサンプル出荷を開始しており、05年4月をメドに本格販売を開始する。

SLD―MAGICは、金属成分の最適な添加を行うことにより、耐磨耗性、被削性双方の特性を得るとともに、熱処理による寸法変化や表面処理性、靭性、溶接性についても従来材(冷間ダイス鋼SKD11、SKD11改良鋼)を上回る特性を実現している。金型寿命の向上と、金型の作りやすさを画期的に向上することが可能で、冷間プレス用の金型製作企業や、プレス成形品の製造企業などにおけるトータルコスト低減と納期短縮、付加価値向上に貢献する。

耐磨耗性は、最高硬さ62HRCで、耐磨耗性を約35%向上(同社比)。表面処理性では、表面処理(CVD法など)の密着性が約30%向上(同社比)。熱処理特性は、熱処理による変化のばらつきを少なくし、寸法変化量も約40%低減(同社比)。被削性は約35%向上(同社比、切削工具磨耗量で評価)。国内外に特許四件出願中。

製造は、特殊鋼カンパニー安来工場(島根県安来市)で行い、販売は特殊鋼カンパニーが行う。販売計画は、05年度が年間10億円、06年度が年間20億円。 同社では、今回の新製品投入により、国内の冷間ダイス鋼市場でのシェアを、現状の5割弱から6割以上に高める計画。


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