電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月15日041215_02 東芝 その他の電子部品 ディスクドライブ

磁気ディスク装置



 東芝は14日、垂直磁気記録方式を採用した容量40GB、本体厚さ5ミリメートルの1・8型磁気ディスク装置「MK4007GAL」を世界で初めて商品化、2005年度第1四半期から量産を開始。さらに1・8型磁気ディスク装置として業界最大容量の80GBを実現した「MK8007GAH」を商品化、同年度第2四半期から量産を開始すると発表した。

価格は、MK4007GALが12万円前後、MK8007GAHが15万円前後の予定。  新製品は、垂直磁気記録方式を採用することで、世界最高の面記録密度206Mビット/平方ミリメートル(133Gビット/平方インチ)を実現、従来機種に比べ記憶容量を33%向上している。  新製品には、新しく開発した垂直記録用ヘッドとディスクを採用しており、垂直記録の性能を十分に引き出すためのヘッド・ディスク総合設計技術を開発することで、安定した高密度記録を実現している。

垂直磁気記録方式は、記録信号として磁石をディスクに垂直な方向に配列させて記録する方式で、高密度記録に適している。信号記録のためにディスク内が磁化されるとき、信号磁石のS極とN極が隣り合って磁化され相互に磁化を強めあうため安定して記録密度を高めることができる(図)。  同社では、世界に先駆けて垂直磁気記録方式を採用した磁気ディスク装置を商品化することで小型磁気ディスク装置の差別化を図り、売上げを拡大していく。さらに0・85型磁気ディスク装置に垂直磁気記録方式を採用することで6―8GBと大容量化を図り、超小型磁気ディスク装置市場の拡大を図っていくことにしている。

主な仕様は次のとおり。  ▽MK4007GAL ディスク枚数=1枚、ヘッド数=2個、平均シーク時間=15ミリ秒、データ転送速度=Ultra DMA/100、回転数=4200rpm、インターフェイス=ATA―6、サイズ=54×78.5×5ミリメートル、質量=51グラム、耐衝撃性=動作時500G(2m秒)、非動作時1500G(1m秒)。▽MK8007GAH ディスク枚数=2枚、ヘッド数=4個、平均シーク時間=同、データ転送速度=同、回転数=同、インターフェイス=同、サイズ=54×78.5×8ミリメートル、質量=62グラム、耐衝撃性=同。


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