電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月22日05022_05 IRジャパン 半導体素子 ディスクリート パソコン・OA機器用

MPUの電源回路向けパワーMOSFETの駆動回路内蔵、3相PWM制御IC



インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン/東京都豊島区、江坂文秀社長)は、パソコン周辺機器向けに3相PWM制御IC「IR3093」のサンプル出荷を開始したと発表した。

新製品は、AMD Athlon、Opteron、Athlon64、インテルVR1.0Xプロセッサーの電源回路向け。
 
負荷電流60A以上が必要な省スペース型システムに適している。パワーMOSFETの駆動回路を内蔵していることが特徴。ゲート駆動回路を外付けする他の制御ICに比べて、部品点数を75%削減でき、回路設計が容易になる。

電源電圧は12V単一。レギュレーターの出力電圧は、スイッチング損失を最小にして最適な効率が得られるように設定できる。内蔵の発振器は、100―540kHzの周波数範囲で設定可能。
 
プログラマブルなソフトスタート機能と過電流瞬断保護機能を備え、信頼性を向上させている。電流の検出には、無損失コイルを使い、従来のオン抵抗を測定、検出する方法に比較して高い精度が得られる。

出力電圧は5ビットまたは6ビットの電圧識別(VID)コードを使って0.5%の精度で設定できる。特許申請中のボディー・ブレーキング回路は、出力コンデンサーの値を25%小さくできるため、システムコストをさらに削減できる。

また、新製品は2相のPWM制御IC「IR3092」とピン互換性があるため、二相で設計したプリント基板のレイアウトを利用して容易に3相へ移行できる。パッケージは7×7ミリメートルの48ピンMLPG。サンプル価格は850円。

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