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従来製品比70%の低消費電力で高い通信品質の高速D／Aコンバータ 
アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）は、低消費電力で高い通信品質の高速D/Aコンバータ「ＡＤ９７０ｘ」を開発、サンプル出荷を開始した。新製品ファミリは、従来の高速ＤＡコンバータ（ＤＡＣ）製品に比べ、７０％の低消費電力化を実現。 また、アップデート・レート１７５ＭＩＰＳ（１００万サンプル/秒）という最も近い競合製品に比べ、４倍の動作速度のサポートと、８６デシベルｃというクラス最高のスプリアス・グリー・ダイナミック・レンジ（ＳＦＤＲ）および５０メガヘルツまで７０デシベルｃという相互変調（ＩＭＤ）を特徴とする。 オンチップ電圧基準とＲｅｓｔ（フルスケール設定抵抗）およびＲｌｏａｄ抵抗（負荷抵抗）を集積、システム部品点数と材料コストを低減している。さらに、アナログ設計を簡素化、プリント基板の面積を低減、携帯機器の設計を可能にする。 主な用途としては、ハンドヘルドな無線機器から通信、産業機器まで、ブロードバンド信号の効率良い合成を必要とする製品分野。 新ファミリは、１４ビットＤＡＣフラグシップの「ＡＤ９７０７」と１２、１０および８ビットＤＡＣの「ＡＤ９７０６」、「ＡＤ９７０７」、「ＡＤ９７０４」の４製品構成。 １０月から量産開始を予定。単価は分解能により異なり、2.75-5.75ドル。 | ||||||||||||