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デジタルオーディア用システム制御・信号処理１チップマイコン  ルネサステクノロジ（伊藤達社長）は９日、１チップでデジタルオーディオ機器のシステム制御とオーディオ信号処理を実現できる“ＳｕｐｅｒＨ”マイコン「ＳＨ７２６１」（４品種）の製品化を発表した。９月からサンプル出荷を開始する。 これまで、デジタルオーディオ処理は、ＤＳＰや専用ＬＳＩなどによって行われていた。これに対し最近は、機器のさらなるコストダウンのため、従来はシステム制御用に使用されていたマイコンにデジタルオーディオ処理機能を取り込むことで、部品数を削減したいという要求が強くなっている。 今回、同社が開発した新製品は、こうした市場ニーズに対応、これら２つの機能を１チップで実現、部品点数削減が可能、システムの低価格化に貢献する。搭載のＣＰＵコア「SH2A-FPU」は、リアルタイム制御分野に優れた３２ビット「ＳＨ２Ａ」にＦＰＵ（浮動小数点演算ユニット）を追加した新規開発品。 CD-ROMデコーダ、ＣＡＮなどデジタルオーディオ機器や産業機器に適した周辺機能も搭載。 また、ＭＰ３やＷＭＡ、ＡＡＣ（アドバンスト・オーディオ・コーディング）などの各種オーディオフォーマット対応のミドルウエアも提供する。 | ||||||||||||