電波プロダクトニュース



050919_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月19日050919_04 独ショットAG 電子材料 電子材料 一般産業用

超低熱膨張率を実現したガラスセラミック



ドイツの特殊ガラスメーカー、ショットAG社はこのほど、超低熱膨張率を実現したガラスセラミック「ゼロデュアK20」を開発した。最高850度Cでも安定した特性を発揮し、耐熱特性を持つ複合材料の形成など、新しい分野への利用が可能となっている。日本での販売は、ショット日本(東京都新宿区)が担当する。

ゼロデュアK20は、不透明な白色で、光沢があり、極めてなめらかな無孔表面を持つ。膨張することなく、最高850℃の耐熱性を実現し、例えば、インバーメタル合金との組み合わせが非常に容易なことから、耐熱特性を持つ複合材料を形成することが容易。また、精密機械・光学部品向けの加工も可能。非常に高度な精度が要求される「高温整形用の型材」としての使用も最適であることが証明されている。さらに、高い放射輝度率を有するため、レーザーシステムにおけるフラッシュライトのリフレクタへの適用が可能。

ゼロデュアK20の製造は、熱膨張係数ゼロの素材として、30年以上使用されてきたガラスセラミック「ゼロデュア」の熱処理技術をベースとしており、同技術により、ガラスセラミック中の結晶の体積は、約70%から90%以上まで増加、同時に結晶構造は、高温型石英から、キータイトへと変化する。

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