電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月10日051010_02 FDK 受動部品 フィルタ 移動体通信機器用

1005サイズで厚さが0.3ミリの携帯電話用ローパスフィルタ



FDKはこのほど、超小型積層チップローパスフィルタ「AMF1005Lシリーズ」を開発。サンプル出荷を開始した。

現在、携帯電話の通信方式は、ヨーロッパ、アジアを中心に世界の160カ国以上で普及しているGSMが主流。GSMの通信規格には、800メガヘルツ帯の周波数を使用するGSM900や1800メガヘルツ帯のGSM1800、1900メガヘルツ帯のGSM1900の3種があり、GSM900とGSM1800を1台でカバーするデュアルバンド機や、3種の規格をカバーするトリプルバンド機もある。また、多機能・高性能化も進み、日本の携帯電話と同様、GSMの携帯端末も搭載部品の小型化や複合化が求められている。



高周波ノイズを除去する電子回路には、この回路に代わる電子部品(ローパスフィルタ)があるが、主流は複数の電子部品を組み合わせて使っており、より小型で低価格なローパスフィルタが求められている。

同社は、このようなマルチバンド化するGSMへのソリューションとして、新素材のアルミナ系セラミックス材の開発、積層パターンの最適化に加え、低温焼結技術と同社の高周波積層チップインダクタのノウハウを駆使し、1005サイズで薄さ0.3ミリメートルの世界最小のローパスフィルタ「AMF1005Lシリーズ」の開発に成功した。

電子部品を組み合わせた回路を使用した携帯端末との比較では、同回路の部品点数が約6分の1に削減されるとともに、回路設計の大幅な簡素化、省スペース化、低コスト化が可能になる。

さらに環境面については、06年7月からEU圏内で施行されるRoHS指令に対応する。

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