051012_01
携帯機器、液晶TV、PC等に最適な高精度・低消費電流のリニア出力型温度センサーIC  ミツミ電機はこのほど、携帯電話やデジタルカメラなどの用途向けに、高精度・低消費電流のリニア出力型温度センサーＩＣ「ＭＭ３１５４」を開発、今月から量産開始する。サンプル価格は１００円。生産計画は、厚木事業所で今月から月産５０万個を予定。 新製品は、半導体の特性を生かした温度センサーで、周囲温度をモールディングされたチップに伝え、電圧出力するもの。同製品を使用することで、周辺温度の変化に合わせてアプリケーションを制御することができる。 そのため、過熱時に冷却ファンを駆動し、製品の周辺温度を下げたり、周辺温度の変化に合わせた出力の調整が可能となる。精度を高め、ＣＭＯＳプロセスにより、低消費電流化を実現している。 特徴は、精度は±2.5℃。消費電流は4.5マイクロＡ（無負荷時）。動作電源電圧は、プラス2.4-プラス6.5ボルト。温度変化に対してリニアな出力を行う。入力安定度・負荷安定度が高い。小型パッケージ（SC-82、SSON-4）。 用途は、携帯電話などの携帯機器や、液晶ディスプレイ/液晶ＴＶ、コンピュータ、バッテリパック/充電器など。 今後は、デジタル出力が可能な2IC BUS対応デジタル温度センサーＩＣを開発し、さらなるマーケット拡大を目指す。 | ||||||||||||