060215_02
パソコンCPUや燃料電池等の冷却用小型低消費電力・低振動・高流量のポンプモーター  ミツミ電機はこのほど、パソコンのＣＰＵ冷却などに使用される小型・低振動・高流量のポンプモーター「M29BLP-1」の開発を完了し、同モーター市場に参入する。サンプル価格は3000円。今年６月からの量産開始を予定しており、生産計画は、台北美上美（台湾）および珠海三美電機（中国）で当初月産１万個、今年１２月には月産２万５千個を予定。 パソコンの高性能化に伴って、ＣＰＵや周辺デバイスの発熱量が高くなってきており、既存の空冷システムから液冷システムでの冷却の必要性が高まってきている。ＰＣの静音化要求も強く、低騒音で低消費電力のポンプを小型、高流量で実現することが求められている。 新製品は、こうしたニーズに対応して開発したもので、同社のモーター技術に流体解析技術を導入することで実現した。 特徴は（１）小型ながら高流量（６５０ミリリットル/min）（２）低消費電力1.86ワット（１２ボルト時）（３）低騒音２５デシベル以下（４）高信頼性（５万時間以上）。 消費電流１５５ミリアンペア ｔｙｐ（精製水使用時）。回転数は３１５０ｒｐｍ ｔｙｐ（精製水使用時）。外形寸法57.5×43.0×24.0ミリメートル。重量43.7グラム（乾燥時）。 用途は、パソコンＣＰＵ冷却、燃料電池、家庭用サーバー冷却など。 | ||||||||||||