電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月23日060323_01 サムスン 半導体複合部品 機能モジュール パソコン・OA機器・LAN用

PC用1.8/2.5インチHDD代替のNAND型フラッシュベース32ギガバイトSSD



【台北=姜特派員】韓国サムスン電子の半導体部門総括、黄昌圭CEOは21日、台湾・台北市で同社が開催した第3回モバイル・ソリューションフォーラムで、NAND型フラッシュメモリーをベースとした32ギガバイトSSD(ソリッド・ステート・ディスク)「フラッシュSSD」の出荷を開始したと発表した。

SSDは、半導体メモリーを外部ディスクとして認識させ磁気ディスクと同じ機能を提供する。新製品は、4ギガビットのNAND型フラッシュを一つのプリント基板に64個集積。PC用のHDD(ハード・ディスク・ドライブ)に代わる製品として、1.8インチと2.5インチタイプの製品を提供する。

「06年は、NAND型フラッシュ技術がモバイル・コンピューティングという巨大市場で商用化を開始する最初の年。32ギガバイトSSDは、NAND型フラッシュチップがノートPC市場に参入するための分岐点となる重要な技術であり、当社のNAND型製品開発の集大成である」と黄CEOは語った。

現在、PC用として採用されているHDDは30ギガバイト製品でデータ読み取り・書き込み速度が毎秒15メガ。これに対しサムスンの32ギガバイトSSDは、読み取り速度毎秒57メガ、書き込み速度毎秒32メガ。重さはわずか15グラムで同水準HDDの4分の1、オン時の消費電力は3分の1。

製品価格は明らかにしていないが現在HDDの40-60ギガバイト製品が50-60ドルで販売されているのに対し、かなり高価で同社では08年までには200-250ドルまで引き下げるとしている。

画期的なSDDの投入で、ノートPC市場ではHDDからSSDへの代替が加速し、今後5年間でSSD市場は年間平均成長率70%で伸長、2010年には45億ドル規模に拡大。また、09年までにノートPC市場におけるSSD普及率は30%に達するとサムスンでは予想している。

今回同社では、モバイル・アプリケーション用として4ギガバイトのメモリーカード(MMC)「moviNAND」も発表。マルチメディアカード・コントローラと4ギガバイトNAND型フラッシュメモリーを組み合わせた同製品は、12×16ミリと現行のMMC plus製品に比べ81%サイズを縮小している。

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