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ICカード端末向けネットワーク暗号処理を高速で行う32ビット1チップマイコン  沖電気工業はこのほど、ＩＣカード端末などのネットワーク暗号処理時間を、従来のソフトウエア処理に比較して約２０分の１に短縮した特定用途向けＬＳＩ「ＭＬ６７５０５０」のサンプル出荷を開始した。サンプル価格は１千円（税別）。量産出荷は、６月で月１０万個の出荷を目指す。 新製品は、ＡＲＭ７ＴＤＭＩをコアとし、沖電気のシステムＬＳＩ統合開発プラットフォーム「μＰＬＡＴ―７Ｄ」をベースに開発された３２ビット汎用１チップマイクロコントローラ。８キロバイトのキャッシュメモリーとの組み合わせにより、高い処理能力を実現する。また、ＲＳＡ暗号処理に必要な乗余演算アクセラレータを搭載し、処理時間を大幅に短縮している。 主な用途は、クレジットカード端末、個人認証ＩＣカード端末などのネットワーク対応ＩＣカードリーダーライターが搭載されたアプリケーション。また、豊富な省電力モードにより消費電力を効果的に抑えられるため、電池駆動のポータブル決済用端末への応用もできる。１７６ピンプラスチックＬＱＦＰまたは同ＬＦＢＧＡパッケージで供給される。 | ||||||||||||