電波プロダクトニュース



060519_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月19日060519_02 マイクロン・テクノロジー 半導体素子 イメージセンサー デジタル情報家電用

0.4インチサイズで業界最高の8メガピクセルを実現するCMOSイメージセンサ


 米マイクロン・テクノロジー社は18日、0.4インチサイズで業界最高の8メガピクセル(800万画素)を実現するCMOSイメージセンサを発表した。0.4インチサイズは一般的なデジタルスチルカメラ(DSC)向けイメージセンサーの標準的な大きさ。06年秋にサンプル出荷を開始し、07年前半に量産をスタートする。開発したCMOSイメージセンサーは、1.75マイクロメートル角の超小型ピクセルを採用。DSCの主流であるコンパクトカメラの高性能化を可能にする。

 8メガピクセルのフル解像度で撮影した場合、毎秒10フレーム以上の高速撮像性能を誇る。高精細(HD)動画相当の2メガピクセルの解像度であれば、毎秒30フレームの撮像が行え、DSCで720pフォーマットのHD動画撮影機能を実現する。
  同社の鈴木久之マーケティング担当シニアディレクタは「用途としては、主に200―400ドルのDSCを想定しているが、もう少し低価格なDSCにも搭載できるだろう。ハイエンドの携帯電話でも一部、搭載される見込み」と話した。

 今後、サンプル出荷に備え、日本や台湾などの複数企業と連携し、新イメージセンサーに対応した専用のレンズ、画像処理LSIなどのバックエンドICをそろえていく方針。

 また、同社は18日、1.4マイクロメートル角ピクセルのイメージセンサーを開発していることを明らかにしテストICを発表した。1.4マイクロメートルピクセルは、0.4インチサイズで12メガピクセル、携帯電話向けの0.25インチサイズで5メガピクセルを可能にする。

 鈴木シニアディレクタは「CMOSイメージセンサーは2―3年後には携帯電話と同様に、CCDに代わってイメージセンサーの主流になるだろう。それに備え、CMOSイメージセンサの生産体制を強化していく」と語った。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |