電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月20日060720_03 インテル 半導体集積回路 マイコン・DSP パソコン・OA機器・LAN用

基幹業務システム向けハイエンドサーバー用プロセッサ「Itanium2ファミリー」6製品


 米インテルは19日、ハイエンドサーバー向けプロセッサ「Itanium2ファミリー」で初のデュアルコア版となる「Itanium2プロセッサ9000番台」(開発コード名=Montecito)の出荷を開始した。性能、電力効率の向上を図り、24時間連続稼働を求められるような基幹業務(ミッションクリティカル)コンピュータシステムなどの用途で普及をめざす。

  出荷を開始したItanium2 9000番台は、最上位製品「9050」など6製品で、うち「9010」はシングルコア版で、消費電力を75ワットに抑えている。

  「9050」は、動作周波数1.6ギガヘルツで24メガバイトL3キャッシュ搭載、消費電力は104ワット。前世代のシングルコア版Itanium2と比べ、性能で最大2倍、電力効率も最大2割程度向上し、消費電力当たりの性能は約2.5倍向上した。トランジスタ集積数は17億2千万個としている。

  インテル独自の仮想化技術「バーチャライゼーション・テクノロジー」のほか、キャッシュとデータの損傷を防止する「キャッシュ・セーフ・テクノロジー」や先進的なエラー処理と復旧を可能にする「マシーン・チェック・アーキテクチャー」などを搭載し信頼性も高めた。

  会見した米インテル社のトーマス・キルロイ副社長(デジタル・エンタープライズ事業本部長)は「Itanium2対応アプリケーションソフトはすでに8200本以上を数え、世界的なコンピュータシステムメーカーからのサポートも得ている。サーバーシステムのユーザーは、豊富なOSに対応し、アプリケーションソフトが揃うItanium2により、柔軟性、自由度、信頼性が提供される」と語った。

  Itanium2 9000番台製品搭載サーバーの製品化については、国内では日本SGI、日本電気、日本ヒューレット・パッカード、日本ユニシス、日立製作所、富士通などが計画している。

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