060925_02 松下電工

060925_02
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
9月25日	060925_02	松下電工	光関連部品	光部品、光モジュール	デジタル情報家電用

新コンセプト構造採用の機器内配線向け光コネクタモジュール２タイプ

　松下電工は、新コンセプト構造の機器内配線向け光コネクタモジュールを開発。ファイバの着脱や光軸アライメントが容易なフェルール回転機構採用のファイバタイプと、狭ピッチコネクタ一体構造の導波路タイプの２タイプ。携帯電話や薄型テレビなどのデジタル家電向けに、０８年度頃の事業化を目指す。１０月３日から千葉・幕張メッセでのＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮに参考出品する。

　ファイバタイプは、伝送経路にファイバを用い、ねじりや回転に強く、長い伝送距離用に適している。新コンセプトのフェルール回転機構を採用し、組み立て作業者によるファイバ脱着や、光軸アライメントが容易。車載用ＭＯＳＴ規格Ｏ／Ｅ変換コネクタで培ったノウハウを活用し、独自の微細複合加工技術（ＭＩＰＴＥＣ）による３Ｄ実装デバイス上に、素子や回路を立体的に配置し、小型化した。金属シェルでノイズにも強い。参考出展品は、寸法が１０.７×４.３×２.８ミリ、伝送速度が５００メガｂｐｓ―１.５ギガｂｐｓ、伝送方法２芯（双方向）。

　ＡＶ機器、車載機器、アミューズメント機器など、デジタル機器向けの需要を見込んでいる。

　導波路タイプは、得意の狭ピッチコネタクとＯ／Ｅ変換モジュールを一体化。組み立て作業時に光を意識させない扱いやすさと、高い接触信頼性を確保した。Ｏ／Ｅ変換部のミラーや、導波路を独自のＭＥＭＳ微細加工プロセスで形成。小型、低背化した。独自の光電フレキシブル基板を伝送路に採用し、光・電気の同時接続を可能にした。

　参考出展品は、寸法３.６×６.５×１.９ミリ（嵌合時）、伝送速度２・５ギガｂｐｓ、伝送方法１芯（単方向）。携帯電話や小型デジタル家電の需要を見込んでいる。