電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月25日060925_09 日本電子/アドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ 受動部品 コンデンサ 一般産業用

高電圧化に加えエネルギー密度を大幅に向上させた新型の非対称型キャパシタ


 日本電子とアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(ACT)はこのほど、エネルギー密度を大幅に向上させた新型キャパシタ「プレムリス(Premlis)」を開発した。年内のサンプル配布の開始を予定する。

 プレムリスは、日本電子開発の「ナノゲートカーボンNGC」を正極に、黒鉛系カーボンを負極に採用した新型の非対称型キャパシタ。

 高電圧化に加え、エネルギー密度の向上など、蓄電素子としての基本特性を改善した。

 最高動作電圧は、4.0ボルトまで向上し、実効エネルギー密度15ワットh/キログラムを有する。キャパシタセルの耐久性および信頼性も、市場ニーズに対応するレベルに達している。

 充放電サイクル特性は、60度Cの劣化加速環境下において、6千サイクル(室温換算で約7万サイクル)の時点で、容量維持率80%以上を確認。自己放電特性は、電圧減少率で72時間放置後1.7%。

 プレムリスの安全性評価試験はKRIに委託し、短絡・釘刺し・過充電・過熱の4項目を実施済み。全項目で破裂・発火は発生せず、高い安全性が確認された。

 サイズは4種類(30×50/60×50/60×100/100×100ミリメートル)。いずれも、年内のサンプル配布を予定する。

 同社は、太陽光電池や燃料電池などの電力貯蔵に適した実効エネルギー密度20ワットh/キログラム以上のセルの開発も進めている。

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