電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月28日060928_07 シャープ 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般民生用

視野角制御技術を進化させることで3方向異なるコンテンツを同時表示できるトリプルビュー液晶


 シャープは27日、液晶ディスプレイの視野角を制御することで、左・右・中央と3方向に異なるコンテンツを同時表示する「トリプルビュー液晶」を開発したと発表した。08年以降の商品化を計画している。

  同社は昨年、世界初の視野角制御型液晶ディスプレイとして「デュアルビュー液晶」と「ベールビュー液晶」を商品化。カーナビや携帯電話などへの搭載により、新しいライフスタイルや需要の創造に貢献してきた。

  今回シャープヨーロッパ研究所と共同開発した「トリプルビュー液晶」は、この視野角制御技術をさらに進化させたものだ。

  一般的なTFT液晶ディスプレイ上に設けた「視差バリア」に独自の工夫を施すことで、左・右・中央の3方向に光を分離し1つの画面に3つの異なる情報やコンテンツを表示する。

  例えばカーナビに利用した場合は、運転者がナビ画面、助手席からはドライブ情報画面、後部座席からはDVDの映像を楽しむなど、フル画面サイズで1台3役をこなすことができる。また看板などの用途で使用するときは、通行者の進行方向により、異なる3つの店舗情報を提供することができる。

  モバイル液晶第一事業本部の渡博副本部長は「液晶のリーディングカンパニーとして、3D液晶やデュアルビュー液晶、そして今回のトリプルビュー液晶など『一歩先を見越した技術開発』を通じ、新しい液晶応用商品による新しいライフスタイルを提案していく」と語った。

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