GPSレシーバ・モジュールの小型設計向け3225サイズで1.8V動作の高精度SMD温度補償水晶発振器

　大真空は、ＧＰＳレシーバ・モジュールの小型設計を可能にする３２２５サイズの低電圧駆動・小型高精度ＳＭＤ温度補償水晶発振器「ＤＳＢ３２１ＳＥ」を開発、単価1000円でサンプル供給を開始した。０７年４月から、1000個／月で量産を開始する。

　新製品は、プラス１.８Ｖで動作が可能（動作可能電圧はプラス１.７Ｖ―プラス３Ｖ）。周波数温度安定度はプラスマイナス１.０×−６１０／マイナス２０度Ｃ―プラス６０度Ｃ、かつプラスマイナス１.５×−６１０／マイナス４０度Ｃ―プラス８５度Ｃに対応する。

　動作電圧をプラス１.８Ｖ対応にすることで、ＧＰＳレシーバ・モジュールを構成するすべてのデバイスがプラス１.８Ｖ単一電圧で動作可能となる。モジュール上の電源レギュレータを削減でき、ＧＰＳレシーバ・モジュールの小型化、低消費電流化を可能にする。

　製品サイズは、ＧＰＳ関連機器向けの現行製品と同一の３２２５サイズ（３.２×２.５×０.９ミリ）、容積は０.００７２ｃｃ、重さは０.０３グラム。ＩＣを新規に開発し、防湿梱包管理が不要なシングルパッケージ構造を実現した。既存の製造設備でフレキシブルに生産対応できる。

　低ハーモニクス、低位相ノイズ。完全鉛フリー。