信号処理をデジタル方式にして液晶パネル用電源回路を内蔵した中小型AV液晶向け液晶ビデオインターフェースIC

　シャープは、業界で初めて液晶パネル用電源回路を内蔵した中小型ＡＶ液晶向け「液晶ビデオインターフェイスＩＣ」（ＩＲ３Ｙ６３Ｍ）を開発した。サンプル価格は、税込み５００円。２８日から量産を開始する。月産３００台を見込んでいる。

　新製品は、信号処理をアナログ方式からデジタル方式に変更。ノイズ干渉を抑制する独自の技術で、液晶パネル用電源機能の内蔵化を実現した。さらに、オンスクリーンディスプレイやタイミングコントロール、ＶＣＯＭのドライブ機能までを１チップ化し、周辺部品を、従来の約２分の１に大幅に削減した。

　アナログ入力（ＮＴＳＣ／ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ、ＲＧＢ／ＹＵＶ）、デジタル入力（ＩＴＵ６５６、ＩＴＵ６０１）の各種入力に対応。自由に信号送出のタイミングを変更できるプログラマブルタイミングコントローラを内蔵しているため、各社の液晶パネルに対応する。オンスクリーンディスプレイメモリー内蔵。鉛フリー対応品（ＲｏＨＳ指令対応）。

　▽電源電圧＝５Ｖ▽ビデオ／コモン出力振幅＝５Ｖｐ―ｐ▽消費電力＝ＴＹ
Ｐ．３００ｍＷ▽動作温度マイナス４０―プラス８５度Ｃ。