電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月20日070220_02 セイコーNPC 半導体素子 半導体センサー 一般民生用

赤外線センサーとCMOS・ICを融合した新規半導体プロセスによる制御アンプ内蔵のサーモパイル型多素子赤外線センサー



 セイコーNPC(五味佳文社長)は、赤外線センサーとCMOS・ICを融合した新規半導体プロセスを開発、このほど、制御アンプ内蔵のサーモパイル型多素子赤外線センサーの試作に成功した。安価で、応答速度の速い多素子赤外線センサーの開発によって、従来は高価で採用が難しかったエアコンの制御、夜間の監視機器への搭載が見込まれる。

 新開発の半導体プロセスは、アナログ信号回路とサーモパイル型赤外線センサーをすべて同一シリコンチップ上に集積可能にするために、モリゲート・CMOSプロセスとMEMSプロセスを一貫工程で製造できるもの。

  同プロセスで試作されたセンサーは、64(8×8)素子と256(16×16)素子の2タイプ。

  1チップ化により、従来の複数チップ品に比べ、S/N比が4倍以上に向上、加えて安価な缶パッケージへの実装を可能にした。1秒間隔の体温測定0.2度Cの誤差で測定できる。

  64素子の試作品では、毎秒10フレームの速度でプラスマイナス0.5度Cの温度監視が可能。また、20倍から200倍までのレンジ調整が、外部からのソフト制御によってでき、最適な温度レンジを設定し、温度設定できるのも特徴。


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