BDとHD DVDの2層ディスクの記録速度を6倍速まで可能にし業界最高の出力210mWを実現した青紫色高出力半導体レーザー

　シャープは、業界最高の出力２１０ｍＷを実現した青紫色高出力半導体レーザー「ＧＨ０４Ｐ２１Ａ２Ｇ」を開発した。４月２日からサンプル出荷、５月から量産を開始する。サンプル価格は税込み５万円。月産２５万個を計画している。

　 新製品は高出力２１０ｍＷの実現により、次世代ＤＶＤであるブルーレイディスク（ＢＤ）とＨＤ　ＤＶＤの２層ディスクの記録速度を６倍速まで可能にした。これにより、記録時間の大幅な短縮が図れる。

　 さらに、業界最高水準の１万時間の長寿命設計で、高信頼性を実現した。

　 パッケージ＝φ５.６ＣＡＮ▽直流光出力ＭＡＸ．＝１０５ｍＷ▽パルス光出力同＝２１０ｍＷ▽しきい値電流ＴＹＰ．＝４０ｍＡ▽動作電流同＝１１０ｍＡ▽ピーク発振波長同＝４０６ナノメートル▽ビーム広がり角同＝平行：９度/垂直：１９度▽動作温度（ＣＷ）＝０−プラス７０度Ｃ▽動作温度（パルス）＝０−プラス７５度Ｃ。

　 また、光ストレージ用途を想定した同製品のほかに、一般光源用途向けとしてＧＨ０４Ｐ２１Ａ２ＧＥを商品化する。サンプル出荷は５月、量産開始は６月の予定。価格は税込み５万円。