電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月15日070315_06 NEC 光関連部品 光部品、光モジュール 通信インフラ用

2チャンネル分の1芯双方向伝送用として業界標準のSFP/SFFの外形サイズを世界で始めて実現した世界最小光トランシーバ




 NECは、一芯双方向伝送用途の世界最小光トランシーバを開発した。

  新製品は平面光回路技術という同社独自技術の採用により実現したもので、業界標準仕様であるSFPおよびSFFの外形サイズに世界で初めて、2チャンネル分の一芯双方向光トランシーバを収容しているため、光アクセス装置の大幅な小型化に寄与する。

  近年、光ファイバによるユーザー宅向け通信方式のFTTx の需要急拡大に伴い光アクセス装置に実装する光トランシーバの数量が大幅に増加している。特に加入者と局社間を1対1で接続する光アクセスシステムでは、加入者数に応じた数量の光トランシーバを光アクセス装置に実装する必要がある。

  こうした中で、ユーザーからは光アクセス装置の設置面積を削減するために、光トランシーバの小型化を求める声が高まっている。

  同社では今回、2種類の新製品「Compact SFP光トランシーバ」および「Compact SFF光トランシーバ」を開発した。パッケージサイズ、ピン配置、スペックなどについてマルチソース化を計画しており、現在、フジクラとその内容について詳細を検討している。

  新製品は6月からの出荷を予定している。また来年度の販売目標は3億円。

  同社では、1992年から平面光回路技術を適用した光モジュール製品の研究開発を手がけており、光学技術や高密度実装技術ノウハウを蓄積してきた。新製品はこうした蓄積技術に加え、LSI化や精密加工技術など高度な要素技術の集積により実現した。


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