電波プロダクトニュース



070410_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月10日070410_01 TDK 半導体素子 半導体センサー デジタル情報家電用

携帯電話等の液晶ディスプレイの輝度調整を行いバッテリ消費の低減に最適なアンプ付きアモルファスシリコン可視光センサー


 TDKは9日、半導体エネルギー研究所と共同で、業界最小の1210(1.2×1ミリメートル)サイズを実現したアンプ付きアモルファスシリコン可視光センサー「BCS1210A1L」および「BCS1210A1H」を開発したと発表した。生産は甲府工場で月産200万個の生産能力。サンプル価格は80円。

 新製品は携帯電話などの液晶ディスプレイの輝度を調整し、バッテリ消費の低減を図る役割をするもの。携帯電話では1.6ミリメートル角サイズの単結晶シリコン光センサーが主流だが、新製品はこれよりも小さく、しかもポリシリコンTFTをアンプとして使用することで、従来の2015サイズの実力値0.1マイクロAから3マイクロAと24マイクロAと飛躍的に出力電流を向上した。

 さらに光感度範囲が人間に視覚領域に極めて近く(感度波長範囲=350―750ナノメートル)、視感度補正フィルターなしでも誤差に少ない測光が可能。

 また、温度係数が小さく、ほとんどの場合サーミスタなどによる温度補償が不要である。

 ピーク感度波長は580プラスマイナス20ナノメートル。出力電流が3マイクロAのワイドレンジタイプと同24マイクロAの高感度タイプを用意した。

 携帯電話、ワンセグテレビ、デジカメなどに搭載されるLCDの自動輝度調整など、小型化を要求する分野に適する。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |