情報通信ネットワーク装置向け自然空冷が+85度Ｃの環境下でも使用可能なオンボード型で小型・高効率のDC-DCコンバータ電源10/15/30wの3タイプ

　【富山】コーセル（富山市、町野利道社長）は、オンボード型で小型・高効率ＤＣ―ＤＣコンバータ電源「ＳＦＬＳシリーズ」の１０・１５・３０Ｗの３タイプを開発、７月から販売する。

　同製品は、従来のＳＦＳシリーズから３０％以下の小型化、１５ＷタイプのＳＦＬＳ１５は業界最小の床面積を実現し、高さ４ミリメートルの薄型化・表面実装にも対応。ＭＯＳ―ＦＥＴを使用した同期整流回路の採用による高効率化、放熱構造の最適化によって自然空冷がプラス８５度Ｃの環境下でも使用可能。さらに出力電圧の起動順序制御や起動時間制御など新機能も追加した。

　１０ＷのＳＦＬＳ１０は幅３８.７×高さ４.２×奥２２.４ミリメートル、重さは最大８グラム、標準価格は２４００円。１５ＷのＳＦＬＳ１５は同サイズで２６００円。３０ＷのＳＦＬＳ３０は幅４１.２×高さ４.２×奥行き３６.２ミリメートル、重さは最大１６グラム。標準価格は３６００円。いずれのタイプも無償補償期間は５年。

　ＤＣ４８Ｖ給電装置の携帯電話基地局や光伝送装置、光ファイバアクセス装置、ハイエンドルーター、コンピュータサーバーなど情報通信ネットワーク装置の市場を中心に、３年後に年間４億円の売上げを見込む。