世界トップクラスの低電圧1.65ボルトで動作するポータブル機器録音再生に最適な世界最小の16ビットオーディオCODECLSI

　ＯＫＩ（沖電気工業）はこのほど、ポータブル機器での録音再生に最適な世界最小の１６ビットオーディオＣＯＤＥＣ（コーデック）ＬＳＩ「ＭＬ２６１２ファミリー（ＭＬ２６１２/同２６１４/同２６１６）」を開発、２０日からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は５００円（税別）。９月から量産出荷を開始する。

　 ＭＬ２６１２ファミリーに搭載したオーディオＣＯＤＥＣは、世界トップクラスの低電圧１.６５ボルトで動作する。また、マイクアンプ、ＡＤコンバータ、ＤＡコンバータ、スピーカアンプと録音時に特定周波数のシステムノイズや風切り音を除去するプログラマブル・フィルター、および音響特性を補正して、より自然な音にするプログラマブル・イコライザ、デジタルマイクが接続できるインターフェイスを搭載している。

　 ＭＬ２６１４と同２６１６は、同社のＷ−ＣＳＰ（ウエハーサイズ・パッケージ）技術を用いることにより、２.０×２.５ミリメートルと世界最小のパッケージを実現している。このため、設計自由度の少ない小型ポータブル機器でもマイク近くにオーディオコーデックＬＳＩを配置できるため、外乱ノイズによる音質劣化を最小限にとどめることができる。４×４ミリメートルの２４ピンＱＦＮパッケージもラインアップしている。