電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月26日070626_03 TDK 受動部品 フィルタ デジタル情報家電用

HDMI対応の薄膜コモンモードフィルターアレイ2×1ミリサイズに2素子形成


 TDKは25日、高速差動伝送信号ラインの一つであるHDMI ver1.3に対応した4ラインのノイズ対策を一括処理する薄膜コモンモードフィルターアレイ「TCM2010H」を開発、8月から国内量産を開始する。生産能力は月間500万個。サンプル価格は30円。

  新製品は、既に量産実績のある1.25×1ミリメートルサイズの薄膜コモンモードフィルターアレイの技術をさらに進化したもの。

  HDDヘッドで培った薄膜パターン形成技術および独自のコイルパターン設計技術の融合によって、2×1ミリメートルサイズにコモンモードフィルターを2素子形成した。

  これによって、実装面積は20%を超える小型化を実現し、加えて実装コストの低減を推進する。さらにクロックを含め4つの作動伝送信号ラインがある、HDMI回路のノイズ対策を新製品1個で処理できることになる。

  また、カットオフ周波数6ギガヘルツを達成。アレイ化設計で対策の必要なクロストークも、実用上全く問題ないレベルに低減されている。

  同社では薄型テレビをはじめ、レコーダ、ゲーム機ノートパソコン、デジカメなど、応用が広がるHDMI回路での需要を期待している。


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