高実装密度のブレード・サーバー向け自動フェーズ・バランス機能を備えた単一チャネル・バージョンの同期整流DC-DCコントローラ

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、高実装密度のブレード・サーバー向けに、同期整流ＤＣ―ＤＣコントローラ「ＴＰＳ４０１８０」を発表した。現在、量産出荷中で、価格は１.９５ドル（1000個受注時の参考単価）。

　ＴＰＳ４０１８０を使用することで、スタック構成により複数のパワーモジュールを相互に接続し、出力電流１０―２００Ａに電源をより高い実装密度で構成できる。

　このデバイスは、０６年に発表されたＴＰＳ４０１４０デュアル・フェーズ・コントローラを基に開発された単一チャンネル・バージョンの製品。デュアル・フェーズ機能が不要なアプリケーションで、既存の基板に追加回路やドーター・ボードを増設する場合に設計の柔軟性を提供する。

　自動フェーズ・バランス機能を備えており、電源の入力および出力両方の平滑コンデンサに流れるリップル電流を最少化し、全体を小型化できる。さらに複数の出力レールを同期させ、より高いレベルの電源密度および柔軟性を実現する回路を実現できると同時に、システムのＥＭＩ（電磁干渉）雑音も最少化できる。パッケージは、４ミリメートル角の２４ピンＱＦＮで供給される。