電波プロダクトニュース



070704_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月4日070704_02 新日本無線 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般民生用

携帯型デジタルオーディオ機器と接続する電池駆動タイプのスピーカシステム向け2チャンネル電子ボリュームIC


 新日本無線は、携帯型デジタルオーディオ機器と接続する電池駆動タイプのスピーカシステム向けに、独自サラウンド技術「eala」「ealaBASS」を搭載した2チャンネル電子ボリュームIC「NJW1200」のサンプル出荷を開始した。サンプル価格は300円。量産は8月から月産20万個規模で実施する。

 新製品は「スピーカードック」や「ドッキングステーション」と呼ばれる携帯型デジタルオーディオと接続するスピーカシステム向けに開発。動作電源電圧2.7V対応と3mAの低消費電力性能を実現し、電池駆動タイプの携帯スピーカシステムに最適な製品になっている。

 従来、電池駆動型のスピーカシステムでは、アナログ回路のボリュームICは動作電源電圧が高く、またDSPでは消費電流が高いため、ディスクリート部品で回路構成するケースが多かった。

 新製品は、高CMRR差動入力セレクタ、低雑音/低歪電子ボリューム、「eala」「ealaBASS」のサラウンド機能などを1チップ(パッケージ=SSOP32)で構成。ディスクリート構成に比べて、大幅に実装面積を削減する。

 さらに「eala」「ealaBASS」により小口径のスピーカでも「1サイズ、2サイズ大きなスピーカを使用したような低音の再現力と音の広がりを実現する」(同社)。


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