PDAなど携帯機器のシステム機能向上を容易に実現するI/Oコンパニオンチップ2品種

　ナショナルセミコンダクタージャパンはこのほど、ＰＤＡ、メディアプレヤー、計器、医療機器、モバイル機器など携帯機器のシステム機能向上を容易に実現するＩ／ＯコンパニオンチップＬＭ８３２２とＬＭ８３３３を発売した。

　ＬＭ８３２２は、キー数が最大１０４まで、ＬＭ８３３３は同７２までのキーパッド・マトリックスをサポートしており、ともにキーのローリング順位で優先される８つの特殊機能キーを備えている。

　また、オンチップ・クロック、パワーオン・リセット、オンチップ・オシレータ機能を搭載しており、モバイルＩ／Ｏコンパニオン・チップの動作のサポートに必要な回路を最小限に抑えることができる。

　また、ＬＭ８３２２は、１.６２Ｖから１.９８Ｖまでの単一電源で動作し、最大１６本のピンが付加的な周辺回路制御のための汎用Ｉ／Ｏ拡張として構成可能である。

　独立したホストプログラマブルＰＷＭ出力を３つ備えており、これを用いてＬＥＤ輝度や他の高度なライティング効果の調整のために、複雑な信号を生成することができる。

　ＬＭ８３２２は、３６ピンのマイクロアレイ・パッケージで出荷されており、価格は２.６５ドル。

　ＬＭ８３３３は、３２ピンのＬＬＰパッケージと４９ピンのマイクロアレイ・パッケージで、価格はそれぞれ、１.９５ドルと２.０５ドル（いずれも1000個購入時の単価）。