高いプログラマビリティーを備え1-4個のPLLを内蔵し単一の入力周波数から9個のクロックを発生するクロック・ジェネレータ

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、高いプログラマビリティを備え、１−４個のＰＬＬ（フェーズロック・ループ）を内蔵し、単一の入力周波数から最高９個のクロック出力を発生するクロック・ジェネレータ・ファミリー「ＣＤＣＥ９ｘｘ」（価格＝１.６ドルから）および「ＣＤＣＥＬ９ｘｘ」（同１.６ドルから）を発表した（価格は１千個受注時の単価）。ＣＤＣＥ９４９（同２.２０ドル）は出荷中。その他のデバイスは、０７年内に供給開始の予定。

　 新製品は、システム内に組み込んだままの状態で、それぞれの出力を最高２３０メガヘルツまでの任意の周波数に設定できる。

　 また、６０ピコ秒（代表値）と非常に低いジッタ特性を備えたＰＬＬを１−４個内蔵している。ＣＤＣＥ９ｘｘは２.５Ｖ、または３.３Ｖの出力を、ＣＤＣＥＬ９ｘｘは、１.８Ｖの出力を提供することからポータブル機器に必要な低消費電力の機能を実現できる。

　 各ＰＬＬは、ＳＳＣ（スプレッド・スペクトラム・クロッキング）をサポートし、ＥＭＩ（電磁干渉妨害）を低減することでＥＭＣ（電磁環境適合性）性能も満たす。パッケージは、２４、２０、１６、１４ピンのＴＳＳＯＰで供給される。