あらゆる高速作動信号技術対応し伝送距離を他のパッシブ・イコライザの2倍に延長するパワーセーバー・イコライザ2品種

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンはこのほど、パッシブ・イコライザに比べて性能的に優れ、アクティブ・イコライザよりも高い汎用性を持ち、使いやすいパワーセーバー・イコライザ「ＤＳ３８ＥＰ１００」と「ＤＳ８０ＥＰ１００」を発売した。価格はそれぞれ１６０円と２０５円（1000個受注時の単価）。

　ＤＳ３８ＥＰ１００は、データ転送レート毎秒３.１２５ギガビットで長さ４０インチのＦＲ―４プリント基板上でのイコライズが可能で、ほかのパッシブ・イコライザに比べて伝送距離を２倍に延長する。

　また、電源が不要でＣＭＬ（カレント・モード・ロジック）、ＬＶＤＳ（小振幅差動信号）、ＬＶＰＥＣＬ（ロー・ボルテージ・ポジティブ・エミッタ・カップル・ロジック）など、どのような高速差動信号技術にも対応する。双方向で機能し、どちらの方向に対しても同じイコライゼーション・ゲインを提供する。

　動作速度は、ＤＳ３８ＥＰ１００が毎秒１ギガビットから５ギガビット、ＤＳ８０ＥＰ１００が毎秒５ギガビットから１０ギガビットとなっている。

　ＨＤＭＩやＤＶＩに対応したシステムやＰＣＩ　ＥｘｐｒｅｓｓまたはＸＡＵＩインターフェイスを使用するシステムに使用することができる。パッケージは、小型の６ピンＬＬＰで供給される。