電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月21日070921_04 ルネサス 半導体複合部品 機能モジュール 自動車機器用

CPUコアにSH-4A採用し次世代カーナビゲーション機器向け車載画像認識処理機能を搭載したSoC(シリコン・オン・チップ)


 ルネサス テクノロジはこのほど、次世代カーナビゲーション機器などの車載情報端末や安全走行支援周辺機器向けに、画像処理機能を搭載したSoC(シリコン・オン・チップ)「SH77650」を開発、11月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は6千円。08年10月から月1万個で量産を開始し、09年10月には月5万個を予定している。

  新製品は、同社従来品のSH7774と同様に、日立から導入した画像認識処理IPを内蔵している。このIPは、カメラなどで撮影した画像データを基に、走行環境を認識するのに必要な画像処理を行う専用ハードウエアで、走行シーンの認識や先行車の検知と追跡など、複数の外界環境認識プログラムを同時にかつリアルタイムに実行可能である。加えて画像認識アプリケーションの開発を容易にする、約200種類の関数による画像認識ライブラリを用意しており、SH7774で開発した画像認識アプリケーションも流用できる。

  CPUコアは、SuperHファミリー最上位のSH−4Aを搭載し、最大動作周波数300メガヘルツで、540MIPSの光処理性能を実現している。また、最大300メガヘルツで動作する浮動小数点演算器(FPU)を内蔵している。

  さらに、画像認識処理アクセレータのほか、ビデオ入力インターフェイスや表示機能、専用DMAコントローラ、タイマー、シリアルインターフェイス、CANインターフェイスなど、豊富な周辺機能を内蔵している。パッケージは376ピンBGAとなっている。


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