高速移動時の安定受信特性に優れ弱電界域安定受信に貢献する小型・低消費電力のワンセグ放送受信用OFDM復調LSI

　ＯＫＩ（沖電気工業）はこのほど、独自のアルゴリズムの採用により、高速移動時の安定受信特性に優れ、弱電界域での安定受信に貢献する小型・低消費電力のワンセグ放送受信用ＯＦＤＭ復調ＬＳＩ「ＭＬ７１２７」を開発、今月下旬からサンプル出荷を開始する。量産出荷は０８年４月の予定。

　 新製品は、ＯＦＤＭ復調部・誤り訂正部をワンチップに集積し、ＡＲＩＢ　ＳＴＤ−Ｂ３１（ＩＳＤＢ−Ｔ）のワンセグ放送に準拠したＬＳＩ。ワンセグ放送対応に特化することにより従来品のＭＬ７１０７と比較して受信性能の向上に成功、しかも消費電力を約３分の１（約７ｍＷ）に削減しているため、ポータブル機器での利用に最適。

　 また、チップ面積は約３分の１（７平方ミリメートル未満）に縮小し、チップ厚も約３０％削減（０.３３ミリメートル）しているため、モジュールの小型、薄型化ができる。パッケージは４８ピンＷＣＳＰ（２.６１×２.６１×０.３３ミリメートル）で供給される。