電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月22日071122_02 コア 半導体集積回路 汎用リニアIC 移動体通信機器用

アシストサーバーを介することで測位精度を上げた屋内用とチップ単独でGPS電波を受けて測位できるビル陰などの屋外用の次世代超高感度GPSチップ2機種


 コアは、次世代超高感度GPSチップを開発し、来夏からエンジニアリングサンプルの出荷を開始する。

  従来のGPSでは難しかった屋内や構内、ビル陰などでも位置検出ができる。アシストサーバーを介することで測位精度を上げた屋内用(AGPSモード)と、チップ単独でGPS電波を受けて測位する屋外用(Autoモード)の2タイプを取りそろえ、屋内、屋外両方の需要に応える。
  屋内用は携帯電話機向け、屋外用はカーナビ向けの需要を見込んでいる。

  IPコアを供給するIPビジネスを基本にし、要望に応じてチップ供給にも対応する。

  GPSチップは、コアグループの中核であるコア関西カンパニー(大阪市住之江区、徳満良久社長)が中心となり、超高感度GPSアルゴリズム特許を持つマゼランシステムズジャパン(兵庫県川西市、岸本信弘社長)と共同開発してきた。

  世界最高水準のマイナス163dBm以上の受信感度を実現。チップ化により、3G携帯電話機やカーナビへの導入をはじめ、セキュリティ、医療、介護など、あらゆる分野に応用展開していく。LSI内部のロジックの一部をソフトウエア化することで、容易なカスタマイズを可能にした。

  AGPSモードは、アシストサーバーからのGPSリファレンスデータ(3GPP準拠)を利用することにより、屋内でもGPS衛星の電波を直接受信して測位を行うことができる。測位精度80メートルRMS、測位時間55秒以下。Autoモードは、アシストサーバーからのGPSリファレンスデータを利用せずにチップ単独で測位を行える。測位精度5メートルRMS、測位時間(HotStart)1秒、測位時間(ColdStart)34秒以下。


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