次世代DVDやハイビジョン放送機器などプロ向けビデオ・アプリに最適化された広帯域の高速ビデオ・マルチプレクサファミリー3製品

　日本テキサス・インスツルメンツは、広い帯域幅、高いスルーレート、高速のスイッチング時間、低いスイッチング・グリッチなどの特徴を兼ね備えたプロ向けビデオ・アプリケーションに最適化された高速ビデオ・マルチプレクサファミリー「ＯＰＡ８７５」（価格＝１.４５ドル）「ＯＰＡ３８７５」（同２.５５ドル）「ＯＰＡ４８７２」（同２.１５ドル）の３製品を発表した（価格は１千個受注時の参考単価）。

　 ＯＰＡ８７５は２対１のマルチプレクサを１チャンネル、ＯＰＡ３８７５は同３チャンネルを内蔵している。いずれも４Ｖピーク・ピークの出力振幅で４２５メガヘルツの大信号帯域幅および３１００Ｖ/マイクロ秒のスルーレート特性、２００ｍＶピーク・ピークの出力振幅で７００メガヘルツの小信号帯域幅を提供する。

　 また、ＯＰＡ４８７２は４対１のマルチプレクサを１チャンネル内蔵しており、２Ｖピーク・ピークの出力振幅で５００メガヘルツの帯域幅、２３００Ｖ/マイクロ秒のスルーレート特性を提供する。

　 ビデオ信号のほか、高速信号マルチプレクサを使用するアプリケーションに使用できる。

　 これら製品の主な用途は、ＡＶレシーバ、次世代ＤＶＤ、ハイビジョン放送機器、プロジェクタ、モニター、ルーターなどとなっている。

　 パッケージはＯＰＡ８７５が８ピンＳＯまたは、より小型の８ピンＭＳＯＰ、同３８７５が１６ピンＳＳＯＰ、同４８７２が１４ピンＳＯで供給される。