PPCや計測機器向けハーネスされた端子ユニットを後挿入することでハーネスの実装作業の効率化を可能にした超小型ラック/パネル圧着コネクタ「QR/P15シリーズ」

　ヒロセ電機は、超小型ラック／パネル圧着コネクタ「ＱＲ／Ｐ１５シリーズ」を開発して、販売開始した。

　新製品は、プラグイン接続の角形ラック／パネルコネクタの「ＱＲ／Ｐシリーズ」の分割構造化を図り、ハーネスされた端子ユニット部を後挿入することで、ハーネスの実装作業の効率化を可能とした小型ラック／パネルコネクタ。極数は８、２４（電源４極）、４０極の構成。

　コネクタ本体とケーブル接続部を２分割化することにより、ハーネス品の後挿入が可能となり、ケーブル接続部のハーネス作業性の向上、セットへの実装作業性向上が図られる。

　４０極タイプは、両端の各２本をシーケンス端子としており、安全面も万全。２４極タイプは、電源端子を組み込んだタイプ。電源端子の接続には、ＭＤＦ６シリーズ４極コネクタ（３.５ミリピッチ、ＵＬ・ＣＳＡ規格認定品）を使用しており、ＡＷＧ１６番線使用で６Ａの電流容量を確保している。自動機による圧着結線が可能だ。

　コネクタ本体の接触部形状は、２点接点方式のフォーク端子（音叉形）形状とし、接触の安定化を図っている。

　用途はＰＰＣ、データ通信機器、自動販売機、計測機器。

　定格電流は信号部１Ａ、電源部６Ａ。定格電圧はＡＣ、ＤＣ　３０Ｖ。使用温度範囲マイナス１０度―プラス６０度Ｃ。