通信・自動車・産業機器などの電源回路向け産業界初の高耐圧モノリシック２スイッチ・フォワード型DC-DCレギュレータ「LM5015]

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンは、通信、自動車および産業機器の電源回路設計向けに、業界初の高耐圧モノリシック２スイッチ・フォワード型ＤＣ−ＤＣレギュレータ「ＬＭ５０１５」を発売した。価格は２.０５ドル（１千個一括購入時の単価）。

　 新製品は、４.２５Ｖから７５Ｖまでの超広域の入力電圧範囲と７５０キロヘルツの最大スイッチング周波数を特徴としており、外付け部品点数を最小限に抑えながら、絶縁型または非絶縁型ＤＣ−ＤＣコンバータを容易に実現する。

　 ＬＭ５０１５は、７５Ｖ　ＮチャンネルＭＯＳＦＥＴスイッチを２個内蔵し、システム部品点数と機器のサイズを低減する。さらに２スイッチ・フォワード・アーキテクチャにより、システム・ロスとノイズの低減を実現する。

　 スイッチング周波数は、１個の外付け抵抗で設定され、最大７５０キロヘルツまでプログラム可能。オシレータも外部クロックとの同期が可能だ。また、サイクル・バイ・サイクル電流制限、サーマル・シャットダウン、ＵＶＬＯ（電圧低下ロックアウト）、リモート・シャットダウンなどの付加的な保護機能も内蔵している。

　 パッケージは、放熱特性を向上させた露出ダイ・アタッチ・パッド付きの１４ピンＴＳＳＯＰで供給される。