802.11/a/b/g/n規格に全面的に対応したWLANの無線マルチメディア・サービスをわずか25平方ミリメートルの面積で実現したRF（高周波）フロントエンド・モジュール「SE2547A」「SE2548A」

　サイジ・セミコンダクター社（カナダ・オタワ）は、新しい無線マルチメディア・サービスを実現するＲＦ（高周波）フロントエンド・モジュール「ＳＥ２５４７Ａ」と「ＳＥ２５４８Ａ」を発表した。現在、量産体制に入っており、価格はそれぞれ２.１５ドルと２.０５ドル（１万個受注時の単価）。

　 新製品は、８０２.１１ａ/ｂ/ｇ/ｎ規格に全面的に対応したＷＬＡＮ　ＲＦフロントエンド・モジュールで、デュアルバンドＷｉ−Ｆｉシステムの送受信機とアンテナ間に必要な機能をすべて提供する。

　 モジュールはパワーアンプ、フィルター機能、出力デテクター、ダイバーシティ・スイッチ、デュプレクサー、付随する整合回路などの必要な要素を、わずか２５平方ミリメートルの面積に集積している。これは、従来の市販製品に比べ約３分の１の面積となっている。

　 両モジュールとも２.５ギガヘルツでプラス１８ｄＢｍ、５ギガヘルツでプラス１７ｄＢｍという業界最先端の送信出力レベルで優れた直線性を示し、同時にクラス最高のＡＣＰＲ（隣接チャンネル漏えい電力比）性能を実現する。

　 また、このモジュールは単独使用のほか、２個以上を組み合わせて複数ストリームの用途に対応させることもできる。