工業用プロセス制御などのポータブル機器や多チャンネル搭載システム向け0.15ナノV・秒の超低グリッチ特性と高精度2ppm/度Cの基準電圧源内蔵4チャンネルD/Aコンバータファミリー

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、０.１５ナノＶ・秒の超低グリッチ特性と高精度２ｐｐｍ／度Ｃ（１００万分の１／度Ｃ）の基準電圧源内蔵４チャンネルＤ／Ａコンバータ（ＤＡＣ）ファミリーを発表した。

　新製品は、１６ビットのＤＡＣ８５６４、同８５６５、１４ビットのＤＡＣ８１６４、同８１６５および１２ビットのＤＡＣ７５６４、同７５６５がある。１６ビット品は現在出荷中で、価格は１４.１０ドル（１００個受注時の参考単価）。１４ビットおよび１２ビット品は０８年第１四半期に供給の予定。

　ＤＡＣ８５６４、同８５６５は、高精度に寄与するプラスマイナス０・５ＬＳＢのＤＮＬ（微分非直線性誤差）および同４ＬＳＢのＩＮＬ（積分非直線性誤差）を提供する。

　ＤＡＣ８１６４、同８１６５とＤＡＣ７５６４、同７５６５は、プラスマイナス１ＬＳＢの相対精度を提供する。

　３Ｖ電源で動作時に２.９ｍＷと非常に低い消費電力、５Ｖ電源で動作時に１.３マイクロＡのパワーダウン機能はポータブル機器でバッテリ動作時間を延長する。

　これらのＤ／Ａコンバータは、高精度、低消費電力、小さな基板面積とマルチチャンネルを組み合わせることで、工業用プロセス制御、データ・アクイジョン、計装などのポータブル機器や多チャンネル搭載システム向けに最適だ。