腕時計や体温計などLCD表示の付いた小型携帯機器向け独自のローパワー技術を使い1.1Vで動作するフラッシュメモリーときめ細かなパワーマネジメント機能により業界トップレベルのローパワー動作を実現した8ビットフラッシュマイコン「ML610Q431/Q432」

　ＯＫＩ（沖電気工業）は、独自のローパワー技術を用い、１.１Ｖで動作するフラッシュメモリーとキメ細かなパワーマネジメント機能により、業界トップレベルのローパワー動作を実現した８ビット　フラッシュマイコン「ＭＬ６１０Ｑ４３１/Ｑ４３２」を開発、４月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は５００円（税別）。６月から月１００万個で量産の予定。

　 新製品は、高効率なＲＩＳＣ型ＣＰＵ、ＬＣＤドライバー、２種類のＡ/Ｄコンバータ、オンチップデバッグ機能などを搭載している。

　 内蔵フラッシュメモリーは、１.１Ｖから３.６Ｖまでの広範囲での動作を実現。消費電流も、マスクＲＯＭ内蔵マイコンと同等レベルを実現する。また、パワーマネジメント機能として、ＨＡＬＴモード、ＳＴＯＰモード、トリプルクロックを搭載している。

　 ＣＰＵは、同社オリジナルのｎＸ−Ｕ８/１００を搭載している。ＬＣＤドライバーはＭＬ６１０Ｑ４３２が１５３６ドット　、同Ｑ４３１が１０２４ドットで、昇圧回路も内蔵する。Ａ/Ｄコンバータは、２４ビットＲＣ発振型と１２ビット逐次比較型を搭載している。

　 主な用途は腕時計、体温計、歩数計などＬＣＤ表示の付いた小型携帯機器など。パッケージは、１４４ピンＬＱＦＰで供給される。