ラジオ・カーナビ・GPSなどの車載情報機器とアンテナの接続用モールドロック付きSMB同軸コネクタ「VCシリーズ」の新製品「ケーブルプラグ（ブラケット付き）」

　ＳＭＫは２８日、車載用機器向けモールドロック付きＳＭＢ同軸コネクタ「ＶＣシリーズ」の新製品として「ケーブルプラグ（ブラケット付き）」を開発、販売を開始したと発表した。

　サンプル価格は７００円。生産能力は月産５０万個となっている。

　ＶＣシリーズは、ＳＭＢをベースにモールドロック方式を採用した車載用（車載情報機器とアンテナの接続）同軸コネクタ。欧州自動車メーカーで５０Ω系アプリケーションに標準採用されており、米国の自動車メーカーでもデジタルラジオに標準搭載され、市場が拡大している。

　新製品は、ブラケット付きのケーブルプラグ。コネクタ本体にブラケットを設けることで、セットや筐体のシャーシなどに、プラグ部分を直接取り付けることができ、ケーブルによるセット内の配線が容易に行える。ブラケットの方向は、要望に合わせてプラグに対し各方向に取り付け可能。

　適合同軸ケーブルは０.８Ｄ相当（外径φ１.２５ミリメートル、φ１.７０ミリメートル）に対応している。

　プッシュオンのモールドロック方式で、完全な嵌合が可能だ。外径φ１.２５ミリメートルの同軸ケーブルには、同社ＳＭＴ小型同軸コネクタ（ＴＣ―１、ＴＣ―２シリーズ）の接続ができる。ＲｏＨＳ指令適応品。

　用途は、各種車載用機器（衛星ラジオ、ラジオ、カーナビ、カーオーディオ、ＴＶ、ＧＰＳほか）。

　主な仕様は定格電圧電流ＡＣ２５０Ｖ　１Ａ、周波数範囲ＤＣ―３ギガヘルツ、公称インピーダンス５０Ω、電圧定在波比１.５以下（ＤＣ―３ギガヘルツ）、使用温度範囲マイ
ナス４０度―プラス９０度Ｃ、ケーブル接続強度１９.６Ｎ以上。