屋外では外光を光源（反射モード）とし暗いところではバックライトを光源（透過モード）にするため直射日光下でも視認性が高く消費電力も節約可能な産業用小型携帯端末向けカラーTFT液晶モジュールDIAFINE産業用半透過方式5.7型

　三菱電機は２日、直射日光下などで使用する産業用小型携帯端末に適した「三菱カラーＴＦＴ液晶モジュールＤＩＡＦＩＮＥ産業用半透過方式５.７型」＝写真＝を、７月から発売すると発表した。

　 半透過方式のＴＦＴ液晶モジュールは、屋外では外光を光源（反射モード）とし、暗い場所ではバックライトを光源（透過モード）にするため、直射日光下でも視認性が高い。外光を利用することで消費電力を節約できるため、産業用小型携帯端末での需要が高まりつつある。

　 同社は今回、宅配業者用情報端末や水道・電気・ガスなどの検針端末、倉庫で使用される在庫管理端末など、屋外で使用される産業用小型携帯端末向けに同液晶モジュールを開発した。　既発売の透過方式の５.７型と同様５万時間の長寿命。同一のインターフェイスを採用しており、用途に応じて透過方式と半透過方式を選択でき、産業用小型携帯端末の幅広い要求に対応可能。動作温度範囲はマイナス２０−プラス　２０度。欧州ＲｏＨＳ指令の規制をクリアしており、輸出向けの製品にも使用できる。サンプル価格は５万円。月産台数は３千台を見込む。