小型放送機器向け世界で初めてH-264とMPEG-2の２つの符号化方式に対応したHDTVエンコーダモジュール「SC50KE」とHDTVデコーダモジュール「SC50KD」

　ＮＴＴエレクトロニクスは、世界で初めてＨ・２６４とＭＰＥＧ―２の二つの符号化方式に対応したＨＤＴＶエンコーダモジュール「ＳＣ５０ＫＥ」、ＨＤＴＶデコーダモジュール「ＳＣ５０ＫＤ」を開発し、今月から受注生産を開始した。放送設備機器向け。

　新製品は、放送業界の高画質化要求に応じ、Ｈ・２６４、「４：２：２」クロマ信号に対応する一方で、現在、主流のＭＰＥＧ―２にも対応。Ｈ・２６４への移行がスムーズな小型の放送機器を実現する。

　モジュールには、エンコーダＬＳＩ「ＳＡＲＡＥＮＣ」／デコーダＬＳＩ「ＳＡＲＡＤＥＣ」と高速メモリー、周辺デバイスを搭載する。サイズは、２製品ともに１７０×１１０ミリとなっている。

　エンコーダモジュールには音声とユーザーデータが外部ＰＳＥ入力となっていて、音声の多チャンネル化や字幕、制御信号などの多様なユーザーデータ入力が可能になる。

　なお、２製品は１４―１７日に米国ネバダ州ラスベガスで開催される「ＮＡＢ２００８」（国際放送機器展）で公開する。