電波プロダクトニュース



080505_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月5日080505_04 日本ビクター 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般産業用

1枚の表示デバイスで”スーパーハイビジョン”映像を実現する世界最高3500万画素のプロジェクタ用デバイス


 日本ビクターは、1枚の表示デバイスで“スーパーハイビジョン”映像を実現する、世界最高3500万画素のプロジェクタ用デバイスを開発した。単体のデバイスとしては世界最高解像度の表示デバイスとなり、超高精細映像表示技術の実現に貢献していく。

 新開発の「1.75インチ8K4K D―ILAデバイス」は水平8192×垂直4320ドットを持ち、フルハイビジョンの17倍以上に相当する約3500万画素の解像度を実現。NHKで研究開発している次世代の放送技術“スーパーハイビジョン”(3300万画素)に完全対応する。

 従来の世界最小4Kデバイス「1.27インチ4K2K」と比較して、単位画素当たりの面積比約50%の高密度化を達成。画素ピッチ4.8マイクロメートル、画素間ギャップ0.24マイクロメートルの超高解像度と、90%以上の高開口率を両立させた。

 また、液晶の配向による乱れをさらに低減し、反射面における光の散乱や回折などの異常光を抑えることによって、デバイス単体コントラスト2万対1を実現している。

 同社の反射型液晶デバイス「D―ILA」は、ハイエンドプロジェクタ向けデバイスとして、97年の商用化以来プロジェクタ機器の技術発展に貢献し、全世界で高い評価を受ける。同社では2010年の商用化を一つのメドとしているが、当面は研究開発用途として次世代映像技術の進展に貢献するものと位置付け、3D(3次元)表示技術への応用展開も視野に入れている。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |