最大16ギガバイトまでの記憶容量を持つシリアルATA(SATA)対応の産業用シリコンディスク「GBDisk RS1」

　ＴＤＫは７日、最大１６ギガバイトまでの記憶容量を持つシリアルＡＴＡ（ＳＡＴＡ）対応の産業用シリコンディスク「ＧＢＤｉｓｋ　ＲＳ１」を開発、６月から月間１万個を見込み生産を開始すると発表した。

　新製品は、高速書き込みおよび高頻度書き込みに最適な二値のＮＡＮＤ型フラッシュメモリーを搭載するとともに、データ信頼性を左右するＮＡＮＤ型フラッシュメモリー制御ＩＣに自社開発のＳＡＴＡコントローラ「ＧＢＤｒｉｖｅｒ　ＲＳ１」を採用している。

　ＮＡＮＤストレージを産業用途、組込み用途で使用する場合に要求される電源遮断耐性やエラー訂正、書き込み分散化および不良ブロック管理などの高信頼性を実現した。また、ＦＡＥ体制や信頼性モニター機能の実装サポートなど、自社技術に基づく技術サポートを行っている。

　サイズは２.５インチ。ＷＨＱＬ認証を取得済みで、ドライバー更新などＷｉｎｄｏｗｓ　Ｕｐｄａｔｅによって行うことが可能だ。

　シンクライアントＰＣ、工作機械駅務機器など、特に高速起動、高耐振動性、低消費電力の要求が高く、ＨＤＤの採用が難しい用途が多い産業分野での採用を見込んでいる。

　今秋には１.８インチサイズの製品、年内にも３２ギガおよび６４ギガバイトの多値フラッシュメモリーを搭載したＳＡＴＡ対応のシリコンディスクを市場に投入する予定にしている。