電波プロダクトニュース



080513_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月13日080513_01 ローム ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 デジタル情報家電用

セットに組み込むだけで容易に無線LAN機能を実現できるIEEE802.11b/g対応の無線LANモジュール


 ロームは、IEEE802・11b/g対応の無線LANモジュールを開発した。自社のIEEE802・1Xプロトコル内蔵無線LAN用ベースバンドプロセッサ、EEPROM、LDOレギュレータのほか、RFIC、OSCを実装し、手間のかかる高周波回路設計を不要にした。無線LAN規格準拠処理機能をモジュールに内蔵し、ソフトウエアのポーティングも簡単に行える。セットに無線LAN機能を容易に付けることができる。今月中旬からサンプル出荷を開始し、8月から月産能力10万個で量産に入る。

 RF部を含め完全調整済みモジュールのため、セットに組み込むだけで容易に無線LAN機能を実現できる。IEEE802・11b/g準拠ベースバンドプロセッサを搭載することにより、最大54メガbpsの無線LAN通信が可能だ。IEEE802・11i準拠セキュアエンジンによって64/128ビット、WEP、TKIP、AESの各種暗号プロトコルにも対応する。

 ホストインターフェイスとして、SDIOおよびSPIに対応。Windows MobileVer・5・0、Linux、μITRON、その他カスタムOS、OSレスシステムへのポーティングも可能な各種OS対応のデバイスドライバーを備えた。ファームウエアはホストCPUからのダウンロードのほか、外部メモリーからの直接ブートが可能だ。

 3.3V単一電源動作。樹脂モジュール基板を金属ケースでシールドした。モジュール寸法17.0×17.0×2.3ミリ。実装しやすい1.27ミリピッチ端子を採用した。

 IPカメラ、IPフォン、ネットワークプリンタのホームネットワーク機器からDSC、ワイヤレススピーカ、ネットワークコンポなどのAV家電、POS端末、ネットワークプロジェクタなどの業務機器、スカイプフォン、スマートフォンなどの多機能携帯電話、無線LANアダプタなどのPC周辺機器など、幅広い用途に展開を図る。

 ベースバンドプロセッサは、前工程を本社工場(京都市)、後工程をローム福岡(福岡県行橋市)で実施。無線LANモジュールの組立工程はローム大連(中国・大連)で行う。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |