8キロヘルツの低周波入力から4095倍までの逓倍動作が可能なPLLクロックジェネレータIC「XC25BS8シリーズ」

　トレックス・セミコンダクター（藤阪知之社長）は、８キロヘルツの低周波入力から４０９５倍までの逓倍動作が可能なＰＬＬクロックジェネレータＩＣ「ＸＣ２５ＢＳ８」シリーズのセミカスタム受注を開始した。

　汎用性の高いＬＣＤなどの画像系クロックや、ＤＡＣなどの音声系クロックの生成に最適だ。

　新製品は、従来品のＸＣ２５ＢＳ３、同５の同期特性改善を行ったもの。

　入力側分周比（Ｍ）は１―２０４７分周から、出力側分周比（Ｎ）は１２万４０９５分周の範囲内で選択できる。出力周波数範囲は１―１００メガヘルツまで、入力クロックは８キロヘルツ―３６メガヘルツの基準クロックを入力できる。

　内部でチューニングを行い、少ない外付け部品で動作することが可能で、省スペース回路設計に貢献できる。ＣＥ端子にＬｏｗレベル信号を入力することで、全動作を停止し、消費電流を抑えられる。この時の出力はハイ・インピーダンス状態。

　パッケージは、ＳＯＴ―２６ＷとＵＳＰ―６Ｃから選択できる。

　新製品は入力側分周比（Ｍ）、出力分周比（Ｎ）およびチャージポンプ電流（Ｉｐ）の設定について出荷時固定のセミカスタム対応となっている。