FIFO方式フレームメモリーを内蔵し、独自のノイズリダクション機能を搭載した、監視カメラ用映像補正LSI「ML87V21072」

　ＯＫＩ（沖電気工業）は、ＦＩＦＯ方式フレームメモリーを内蔵し、独自のノイズリダクション（ＮＲ）機能を搭載した監視カメラ用映像補正ＬＳＩ「ＭＬ８７Ｖ２１０７２」を開発、今月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は８００円（税別）。量産出荷は１０月を予定している。販売予定数は月２０万個となっている。

　新製品は、１０年以上の市場実績を持つＦＩＦＯ方式フレームメモリーを内蔵することにより、フレーム・フィールド・ラインの３相関による高度な３次元ＮＲを実現している。

　また、エッジ補償型空間フィルターを搭載しているため、３次元ＮＲで除去し切れなかった高域ノイズも除去することができる。さらに映像が静止あるいは動きであるかを判別し、静止映像にはより強力に、動き映像には残像低減を考慮した最適なＮＲを実施する。

　明るさに応じて輝度ゲイン補正、色差補正を自動的に補正する機能や内装メモリーを利用してジャギーの発生しない高画質な静止画出力、動画のプルダウン２対２プルダウン出力、映像を上下反転して出力する機能も搭載している。

　パッケージは、９０ピンＢＧＡと１００ピンＴＱＦＰの２種類で供給される。