インバータ駆動システム向けPFC機能内蔵のアクティブコンバータモジュール小型DIP-PFC「PS51787/PS51789」

　三菱電機は、エアコンなどのインバータ駆動システム向けに、ＰＦＣ（力率改善）機能を内蔵したアクティブコンバータモジュールＤＩＰ―ＰＦＣの新シリーズとして、小型ＤＩＰ―ＰＦＣシリーズ「ＰＳ５１７８７」（ＡＣ２６４Ｖ／２０Ａ）と「ＰＳ５１７８９」（ＡＣ２６４Ｖ／３０Ａ）を開発、８月２５日に発売する。サンプル価格は、それぞれ4000円と5000円（税別）。量産開始は１２月となっている。

　新製品は、電源高調波を抑制し力率を改善するアクティブコンバータモジュールで、熱伝導率の優れた絶縁シート構造を採用し、定格電流２０Ａ品の熱抵抗を従来に比べ約３５％改善した。

　これにより、パッケージサイズを実装面積で従来に比べ約３０％小型化している。また、２０Ａ品と同じ熱抵抗とサイズの３０Ａ品も製品化した。

　さらに、内蔵するダイオード２種によるパワーチップの特性を最適化することで、モジュールの低損失化を図り、損失を従来比約７％改善している。

　同モジュールは、インバータ駆動システム電源部のさらなる小型化と、インバータ駆動システムの効率向上に貢献する。サイズは３１×５２.５×５.６ミリメートル。