国内4波テレビ放送方式に対応した小型シリコンチューナモジュール「SUT-UJ101Z/SUT-UJ101T」

　ソニーは、国内の４波テレビ放送方式に対応した小型シリコンチューナモジュール「ＳＵＴ―ＵＪ１０１Ｚ」（アンテナコネクタ水平方向）、「ＳＵＴ―ＵＪ１０１Ｔ」（同垂直方向）を１０月上旬からサンプル出荷する。サンプル価格は５万円。

　同社は０５年に業界で初めて国内の地上アナログ、地上／ＢＳ／ＣＳデジタルの４波テレビ放送受信機能を一つにしたチューナモジュール「ＳＵＶ―ＡＫ４５ＸＺ」を商品化した。

　新商品は、独自のシリコンチューナＩＣとデジタル放送の復調機能に加え、地上アナログ放送の復調機能、ゴーストリデューサまでをワンチップ化した新開発の復調ＩＣを搭載。高周波回路技術により、優れた受信感度を達成している。

　外形寸法は３８×６５×１３ミリ、重さ５０グラム。従来品と同等の受信性能を維持しながら、実装面積比で約２分の１の小型化を実現。消費電力は従来比で約３５％低減した。

　同社は、新商品が薄型テレビやブルーレイディスクレコーダなどの小型薄型化、低消費電力化、コストダウンに貢献し、チューナの複数搭載を簡単にするものとして、積極的な外販を行っていくとしている。